みずば霊魂学
霊的世界に関して初心者向けの内容です
霊的な真実を探求しています
最近流行りのシルバーバーチなどのスピリチュアリズムの主張とは異なっています
また、「テレビ等では高級な霊魂現象は起きない」と主張しております
統一教会とは一切関係がありません
水波一郎師 監修
2014.01.10
除霊は霊能力者が良く行なう技術です。
この除霊という技術には霊能力者の間でもいくつかの考え方があります。
代表的な考えは以下の2つです。
1、相談者の体の中に入った悪い霊魂を体内から追い出す。
2、相談者の体の中に入った悪い霊魂を説得して、霊魂の世界に帰してやる。
1を取るという方は、神や仏に依頼するという方と、自分の霊力を行使するという方とに分かれます。
2の方は「浄霊」という用語を使う方が多いようです。
悪い霊魂をただ排除しても、また戻って来たり、仲間を引き連れて逆襲にやって来ると困るからという考えからです。
ただ、この方法はかなり難しい方法で、実際にこの方法を行なって成果を上げる事はよほどの達人でないと難しいと言えます。
その理由は、大多数の霊能力者は霊魂に騙されていると思われるからです。
人間の中に入る霊魂は悪い霊魂も大勢います。おとなしい霊魂ばかりのはずがありません。
この世でいえば、暴力を好む集団に属するような霊魂も混ざっています。
私達が果たして、1度や2度の説得で、彼らを反省させる事ができるでしょうか。
それを考えれば、いかに困難であるかが分かります。
自分で説得して、常に成功しているとおっしゃる霊能力者の方は、偽者であるか、あるいは、実際には説得など成功していないか、そのいずれかと考えられます。
もっとも、神や仏、あるいは高級霊魂に説得を任せているという人の場合は、別と言えますが。
1であれ、2であれ、除霊はそんなに簡単な技術ではありません。
霊魂にもいろいろな霊魂がいます。高級霊魂に力を掛けてもらうという霊能力者が理想です。
そうした精神をしっかり持っている方の場合は、霊魂を見るといった霊能力などなくても、霊力を行使する特別な技術があれば、除霊は可能です。
また、人間が霊魂に入られるには入られる理由もあります。それが霊魂から恨らまれたからでない場合は、入られやすい状態にあった可能性があります。したがって、霊能力者の方は、その後の対策、以後、同じ目に遭わないための指導をしていただく事が理想です。
この除霊という技術には霊能力者の間でもいくつかの考え方があります。
代表的な考えは以下の2つです。
1、相談者の体の中に入った悪い霊魂を体内から追い出す。
2、相談者の体の中に入った悪い霊魂を説得して、霊魂の世界に帰してやる。
1を取るという方は、神や仏に依頼するという方と、自分の霊力を行使するという方とに分かれます。
2の方は「浄霊」という用語を使う方が多いようです。
悪い霊魂をただ排除しても、また戻って来たり、仲間を引き連れて逆襲にやって来ると困るからという考えからです。
ただ、この方法はかなり難しい方法で、実際にこの方法を行なって成果を上げる事はよほどの達人でないと難しいと言えます。
その理由は、大多数の霊能力者は霊魂に騙されていると思われるからです。
人間の中に入る霊魂は悪い霊魂も大勢います。おとなしい霊魂ばかりのはずがありません。
この世でいえば、暴力を好む集団に属するような霊魂も混ざっています。
私達が果たして、1度や2度の説得で、彼らを反省させる事ができるでしょうか。
それを考えれば、いかに困難であるかが分かります。
自分で説得して、常に成功しているとおっしゃる霊能力者の方は、偽者であるか、あるいは、実際には説得など成功していないか、そのいずれかと考えられます。
もっとも、神や仏、あるいは高級霊魂に説得を任せているという人の場合は、別と言えますが。
1であれ、2であれ、除霊はそんなに簡単な技術ではありません。
霊魂にもいろいろな霊魂がいます。高級霊魂に力を掛けてもらうという霊能力者が理想です。
そうした精神をしっかり持っている方の場合は、霊魂を見るといった霊能力などなくても、霊力を行使する特別な技術があれば、除霊は可能です。
また、人間が霊魂に入られるには入られる理由もあります。それが霊魂から恨らまれたからでない場合は、入られやすい状態にあった可能性があります。したがって、霊能力者の方は、その後の対策、以後、同じ目に遭わないための指導をしていただく事が理想です。
2014.01.10
(分かりやすいように、Q&Aの形式で説明します。)
Q 除霊について教えてください。
A 除霊については、他のコーナーも参照してください。( 「除霊の方法について考えてみる」を参照)
霊魂が肉体の中に入っているとしましても、普通の人はそれに気付きません。ですから、よほど、不思議な事が続いたりしない限りは除霊を受けようという気にはならないのでしょう。
ですが、それは、分からないだけで、実際には、霊魂に身体内に入られていたり、入られてはいないまでも、頻繁に側に寄られていたりする人は、実は、大勢いるのです。
Q 自分で気付く方法はないのですか?
A 人によっては敏感な方もいらっしゃいます。ですが、霊的な訓練を何もしていらっしゃらない方の場合は、まず分からないと思います。
Q そういった意味では霊査が重要になるわけですね。
A そうですね。自分では分からないわけですから、分かる人に見てもらうしかありませんね。
Q テレビでは何時間も掛けて相談者の方に入った霊と話して説得していますが、あれは、本当ですか?
A 本当ですか、と聞かれると、なかなか返答できません。
Q では、一般論でお願いします。
A 一般的に言わせていただきますと、テレビなどに出ている霊能力者の方々が行なう除霊には疑問があります。
ですが、これはあくまでも一般論で、個々の霊能力者の方についての話ではありません。中には本物もいらっしゃることと思います。
多くの霊能力者の方は霊魂というものをあまりよくご存じではないように思えます。
たとえば、人間の肉体の中に入った霊魂が、その人間の口を使って話をする事はありえます。ですが、生霊は話をする事ができないのです。
誰かが誰かを恨んでいるとして、恨んでいる人から生霊が出るという場合、普通は、「恨みの念」が発せられるのであって、念が話をする事はありません。
また、幽体が離脱するという事も有り得ない事ではありません。しかし、真昼の場合、恨んでいる人が意識を動かして何かしているのに、幽体だけが離脱して他人の身体に入り、霊能力者と語るということは考えられません。
なぜなら、恨んでいる人は恨んでいる人の身体に入っている間、幽体がない状態になってしまうからです。
真夜中であれば、そうしたこともあるかもしれません。
ですが、昼間の真ん中に、仕事や勉強をしながら、幽体だけが離脱して他人の身体に入ってしまうという事になれば、肉体は仕事をしているのですから、通常の意識があります。
一方で、生霊と呼ばれた幽体が霊能者に説得されたとしても、通常意識は仕事をしていますので、何も変わっていません。恨みの心は何も変わりません。
つまり、何の効果もないのです。
生霊を幽体ではない別の何かだとしても、同じ事が言えます。通常の意識活動をしている本人の意識を説得しなければ、何の意味もありません。
したがいまして、生霊と話して解決するという技には疑問を持ちます。むしろ、相談者の無意識の言葉と考えた方が正確なように思います。
Q そうしますと、相談者に入った霊が話をするという場合も、相談者の無意識という可能性があるのではないですか。
A あります。霊魂にしても、それまで一度も相談者の口を使っていないのでしょうから、急に、他人の口を使って流暢に話すことはなかなかできません。
Q そうなると、あまり信用できませんね。
A 霊能力者の個々にはいろいろな技術があります。ですから、個人的には、どうこう言うことはできません。
Q 分かりました。
Q 除霊について教えてください。
A 除霊については、他のコーナーも参照してください。( 「除霊の方法について考えてみる」を参照)
霊魂が肉体の中に入っているとしましても、普通の人はそれに気付きません。ですから、よほど、不思議な事が続いたりしない限りは除霊を受けようという気にはならないのでしょう。
ですが、それは、分からないだけで、実際には、霊魂に身体内に入られていたり、入られてはいないまでも、頻繁に側に寄られていたりする人は、実は、大勢いるのです。
Q 自分で気付く方法はないのですか?
A 人によっては敏感な方もいらっしゃいます。ですが、霊的な訓練を何もしていらっしゃらない方の場合は、まず分からないと思います。
Q そういった意味では霊査が重要になるわけですね。
A そうですね。自分では分からないわけですから、分かる人に見てもらうしかありませんね。
Q テレビでは何時間も掛けて相談者の方に入った霊と話して説得していますが、あれは、本当ですか?
A 本当ですか、と聞かれると、なかなか返答できません。
Q では、一般論でお願いします。
A 一般的に言わせていただきますと、テレビなどに出ている霊能力者の方々が行なう除霊には疑問があります。
ですが、これはあくまでも一般論で、個々の霊能力者の方についての話ではありません。中には本物もいらっしゃることと思います。
多くの霊能力者の方は霊魂というものをあまりよくご存じではないように思えます。
たとえば、人間の肉体の中に入った霊魂が、その人間の口を使って話をする事はありえます。ですが、生霊は話をする事ができないのです。
誰かが誰かを恨んでいるとして、恨んでいる人から生霊が出るという場合、普通は、「恨みの念」が発せられるのであって、念が話をする事はありません。
また、幽体が離脱するという事も有り得ない事ではありません。しかし、真昼の場合、恨んでいる人が意識を動かして何かしているのに、幽体だけが離脱して他人の身体に入り、霊能力者と語るということは考えられません。
なぜなら、恨んでいる人は恨んでいる人の身体に入っている間、幽体がない状態になってしまうからです。
真夜中であれば、そうしたこともあるかもしれません。
ですが、昼間の真ん中に、仕事や勉強をしながら、幽体だけが離脱して他人の身体に入ってしまうという事になれば、肉体は仕事をしているのですから、通常の意識があります。
一方で、生霊と呼ばれた幽体が霊能者に説得されたとしても、通常意識は仕事をしていますので、何も変わっていません。恨みの心は何も変わりません。
つまり、何の効果もないのです。
生霊を幽体ではない別の何かだとしても、同じ事が言えます。通常の意識活動をしている本人の意識を説得しなければ、何の意味もありません。
したがいまして、生霊と話して解決するという技には疑問を持ちます。むしろ、相談者の無意識の言葉と考えた方が正確なように思います。
Q そうしますと、相談者に入った霊が話をするという場合も、相談者の無意識という可能性があるのではないですか。
A あります。霊魂にしても、それまで一度も相談者の口を使っていないのでしょうから、急に、他人の口を使って流暢に話すことはなかなかできません。
Q そうなると、あまり信用できませんね。
A 霊能力者の個々にはいろいろな技術があります。ですから、個人的には、どうこう言うことはできません。
Q 分かりました。
2014.01.10
(分かりやすいように、Q&Aの形式で説明します。)
Q 正しい除霊の方法について教えてください。
A 除霊の方法といっても一口では説明できません。また、各霊能力者の独自の技術は公開には不向きです。
ですが、言える事はあります。
たとえば、霊魂が肉体内に入っているという場合、大切なのは、身体内に居にくくする事です。
仮に人間が建物の中に隠れているとします。
その人が説得してもなかなか外に出てくれない場合は、外に出たくすれば良いのですから、煙や水などを家に入れていぶり出せば良いのです。
人間の社会のように、犯罪者が立籠もっていて、回りを警察官に囲まれているというのなら、警察官が建物の中に入って犯人を取り押さえれば良いのです。
人質がいないのであれば、簡単な事だと思います。
ですが、除霊の場合はそうも行きません。
霊能力者が除霊対象者の肉体の中に入るわけには行かないのですから。
Q では、建物という相談者の体の中にいる犯人が人質を取っていないのですから、強行突破できないのなら、いぶり出せば良いのですね。
A 簡単に言えば、そういう事です。
とにかく、建物の外に出して逮捕してしまい、後は高級な霊魂に処置を依頼するだけです。
人間の社会でいえば、逮捕されて、裁判にかけられ、罪を償うのが良いのか、情状酌量して、執行猶予とし、社会に戻してあげることが良いのか、そういった事は高級霊魂という司法が考える事であって、現場の警察官はまず逮捕するべきなのです。
同情に値する犯人であれは、高級霊という裁判官が適切な道を考えてくれます。
現場の霊能者は犯人の本心など短い時間ではよく分かりません。
犯人に対する適切な判断は、より犯人の事を見抜き、吟味し得る、人間よりも意識の高い霊的存在にお任せすれば良いのです。
Q 良く分かりました。
では、そうした正しい除霊を行ない得る人は大勢いるのですか。
A 大変少ないと思います。
まず、高級な霊魂の指導を受けていなければなりません。
Q それでは、霊能力がなくても除霊ができるということはありますか。
A あります。
霊魂が身体に入って居るという事さえ分かれば、霊魂を外に出す技術は霊能力がなくても可能です。
信頼できる霊査の結果を元にすれば、霊的トレーニングを積んで、高級な霊魂の指導を受けている人は適切な除霊が可能です。
Q 分かりました。
Q 正しい除霊の方法について教えてください。
A 除霊の方法といっても一口では説明できません。また、各霊能力者の独自の技術は公開には不向きです。
ですが、言える事はあります。
たとえば、霊魂が肉体内に入っているという場合、大切なのは、身体内に居にくくする事です。
仮に人間が建物の中に隠れているとします。
その人が説得してもなかなか外に出てくれない場合は、外に出たくすれば良いのですから、煙や水などを家に入れていぶり出せば良いのです。
人間の社会のように、犯罪者が立籠もっていて、回りを警察官に囲まれているというのなら、警察官が建物の中に入って犯人を取り押さえれば良いのです。
人質がいないのであれば、簡単な事だと思います。
ですが、除霊の場合はそうも行きません。
霊能力者が除霊対象者の肉体の中に入るわけには行かないのですから。
Q では、建物という相談者の体の中にいる犯人が人質を取っていないのですから、強行突破できないのなら、いぶり出せば良いのですね。
A 簡単に言えば、そういう事です。
とにかく、建物の外に出して逮捕してしまい、後は高級な霊魂に処置を依頼するだけです。
人間の社会でいえば、逮捕されて、裁判にかけられ、罪を償うのが良いのか、情状酌量して、執行猶予とし、社会に戻してあげることが良いのか、そういった事は高級霊魂という司法が考える事であって、現場の警察官はまず逮捕するべきなのです。
同情に値する犯人であれは、高級霊という裁判官が適切な道を考えてくれます。
現場の霊能者は犯人の本心など短い時間ではよく分かりません。
犯人に対する適切な判断は、より犯人の事を見抜き、吟味し得る、人間よりも意識の高い霊的存在にお任せすれば良いのです。
Q 良く分かりました。
では、そうした正しい除霊を行ない得る人は大勢いるのですか。
A 大変少ないと思います。
まず、高級な霊魂の指導を受けていなければなりません。
Q それでは、霊能力がなくても除霊ができるということはありますか。
A あります。
霊魂が身体に入って居るという事さえ分かれば、霊魂を外に出す技術は霊能力がなくても可能です。
信頼できる霊査の結果を元にすれば、霊的トレーニングを積んで、高級な霊魂の指導を受けている人は適切な除霊が可能です。
Q 分かりました。
霊術家の使う技法の中でも最も有名な技法の一つに除霊があります。
これは、一般には、霊術家というよりも霊能力者と呼ばれる人達が行なう技法と言えます。
しかしながら、この除霊は明らかに霊術なのです。
実際に霊魂が人間の体の中に入っている人がいたら、これは大変な事です。
心身共に、いろいろな面で、不調が出るかもしれませんし、何か悪いことも起きるかもしれません。
ですから、このような人にはぜひとも除霊は必要だと思います。
とは言いましても、除霊は大変難しい技です。
なぜなら、人間の中に入っている霊魂を見る事が難しいからなのです。
たとえば、こうです。ある霊魂が人の体の中に完全に入ったとします。
そして、その霊魂は顔もあれば胴体もあるのでしょうから、顔は顔、胴体は胴体に入っているとします。
その時、果たして、霊能力者はその霊魂の顔が分かるでしょうか。
つまり、仮にあなたが体を持たない、空気のような意識だけの存在ならば、相手がどんな人間でも、そして、たとえ頭の中にでも侵入することができるかもしれません。
ところが、あなたは体を持っています。
ですから、他の人の体の中に入る事は本来できません。
同じように、あなたが仮に死んで空気のような存在になったのであればともかく、今と同じような顔を持っていたとすれば、おそらく、人間の体に入るのは容易ではないでしょう。
それでも、テクニックを駆使して何とか人間の体に入り込んだとします。
その人の体はあなたの体と基本的には同じ形をしていますが、身長も違えば体格も違います。
ですから、なかなか完全にはダブれません。
それでも幽体は肉体とはかなり性質が違います。
そのため、何とか重なる事ができたとします。
目の位置に目があり、口の位置に口があります。
他人の顔と重なったために、あなた本来の顔とは少し違っているかもしれません。
いやむしろ、顔はその人間そっくりかもしれません。
さて、霊能力者は人間に入った「あなた」という霊魂の元々の顔を、正しく見る事ができるでしょうか。
ましてや、江戸時代の格好をした霊魂とか、平安時代の僧侶とか、言い当てる事が可能でしょうか。
あなたはそうした事を言って相談者を感心させている霊能力者を見て、お腹の底から笑っていることでしょう。
そんな霊能力者がいくら気合いを掛けても、九字を切っても、あなたはビクリともしません。
いえ、それ以前に、出たくても出られないのです。
簡単には他の人の体には重なれませんでした。
ということは、今度は、それを元に戻す事も大変なことなのです。
あなたは他人の体から出て霊能力者を驚かせてやろうと考えました。
ところが簡単には行きません。
困ったあなたは、仕方がないので、そのままにしていました。
そうこうしているうちに、無事、除霊が終了しました。
あなたは、むしろ自分を出してくれる霊能力者を探したいくらいだ、と言って笑うのでした。
そして、数日後、やっと、自力で脱出できたのです。
これはあくまでも仮定の話です。
霊魂の憑依はかなり複雑なもののようです。
また、いろいろなケースがあることでしょう。
どの場合も、霊魂の正体を見抜く事は霊能力者といえども簡単ではない、という事をお伝えしたいと思います。
実際、除霊という技法は単純ではありません。
人間の力でどうにかなると思ったらほとんど失敗します。
あくまでも、人間を上回る高貴な霊魂方に協力してもらう、という考えが大切なようです。
霊魂を軽く見てはいけません。
中には霊能力者に復讐する為に、わざわざ邪悪な霊魂を呼んでくる霊魂さえいるそうです。
それで勝てなければ、今度はそれ以上にもっと強力な霊魂を連れてくるかもしれません。
もちろん、その種の霊魂はいかなる説得にも耳を貸しません。
地上の暴力団よりも邪悪な霊魂も大勢いるのです。
人間の言葉など聞いてくれるものではありません。
こうした霊魂を相手にして除霊とか浄霊とかしようとする方々は、本当に尊敬するに値します。
普通の人では到底できないことです。
ただし、そうした恐ろしい思いをしなくても除霊を成功させる事は可能です。
それは、除霊をする人に協力する霊魂が、半端でなく強力だと相手に思わせることができれば良い、のです。
人間はどんなに高度な霊能力者であっても、限界があります。
人間である以上、肉体を持っています。
そのために、食事も要りますし、入浴もします。
二十四時間ずっと、霊魂と戦ってなどいられないのです。
結局、恐ろしい霊魂に勝つには、彼らにとって、更に恐ろしい霊魂が控えている、と思わせるしかないのです。
そうなれば、必ず勝てるのです。
除霊は甘くありません。
ちょっと霊が見えるといった程度の人が手を出す技術ではありません。
それは、霊的な修行を充分に行ない、霊魂にある程度まで対抗し得る霊的な身体を造り、更に、邪悪な霊魂達が恐れるような高貴な霊魂を味方に付けなければ、決してできない高度な技なのです。
もちろん、神伝の法の一定の段階の実習者ならば、それが可能であることは言うまでもありません。
これは、一般には、霊術家というよりも霊能力者と呼ばれる人達が行なう技法と言えます。
しかしながら、この除霊は明らかに霊術なのです。
実際に霊魂が人間の体の中に入っている人がいたら、これは大変な事です。
心身共に、いろいろな面で、不調が出るかもしれませんし、何か悪いことも起きるかもしれません。
ですから、このような人にはぜひとも除霊は必要だと思います。
とは言いましても、除霊は大変難しい技です。
なぜなら、人間の中に入っている霊魂を見る事が難しいからなのです。
たとえば、こうです。ある霊魂が人の体の中に完全に入ったとします。
そして、その霊魂は顔もあれば胴体もあるのでしょうから、顔は顔、胴体は胴体に入っているとします。
その時、果たして、霊能力者はその霊魂の顔が分かるでしょうか。
つまり、仮にあなたが体を持たない、空気のような意識だけの存在ならば、相手がどんな人間でも、そして、たとえ頭の中にでも侵入することができるかもしれません。
ところが、あなたは体を持っています。
ですから、他の人の体の中に入る事は本来できません。
同じように、あなたが仮に死んで空気のような存在になったのであればともかく、今と同じような顔を持っていたとすれば、おそらく、人間の体に入るのは容易ではないでしょう。
それでも、テクニックを駆使して何とか人間の体に入り込んだとします。
その人の体はあなたの体と基本的には同じ形をしていますが、身長も違えば体格も違います。
ですから、なかなか完全にはダブれません。
それでも幽体は肉体とはかなり性質が違います。
そのため、何とか重なる事ができたとします。
目の位置に目があり、口の位置に口があります。
他人の顔と重なったために、あなた本来の顔とは少し違っているかもしれません。
いやむしろ、顔はその人間そっくりかもしれません。
さて、霊能力者は人間に入った「あなた」という霊魂の元々の顔を、正しく見る事ができるでしょうか。
ましてや、江戸時代の格好をした霊魂とか、平安時代の僧侶とか、言い当てる事が可能でしょうか。
あなたはそうした事を言って相談者を感心させている霊能力者を見て、お腹の底から笑っていることでしょう。
そんな霊能力者がいくら気合いを掛けても、九字を切っても、あなたはビクリともしません。
いえ、それ以前に、出たくても出られないのです。
簡単には他の人の体には重なれませんでした。
ということは、今度は、それを元に戻す事も大変なことなのです。
あなたは他人の体から出て霊能力者を驚かせてやろうと考えました。
ところが簡単には行きません。
困ったあなたは、仕方がないので、そのままにしていました。
そうこうしているうちに、無事、除霊が終了しました。
あなたは、むしろ自分を出してくれる霊能力者を探したいくらいだ、と言って笑うのでした。
そして、数日後、やっと、自力で脱出できたのです。
これはあくまでも仮定の話です。
霊魂の憑依はかなり複雑なもののようです。
また、いろいろなケースがあることでしょう。
どの場合も、霊魂の正体を見抜く事は霊能力者といえども簡単ではない、という事をお伝えしたいと思います。
実際、除霊という技法は単純ではありません。
人間の力でどうにかなると思ったらほとんど失敗します。
あくまでも、人間を上回る高貴な霊魂方に協力してもらう、という考えが大切なようです。
霊魂を軽く見てはいけません。
中には霊能力者に復讐する為に、わざわざ邪悪な霊魂を呼んでくる霊魂さえいるそうです。
それで勝てなければ、今度はそれ以上にもっと強力な霊魂を連れてくるかもしれません。
もちろん、その種の霊魂はいかなる説得にも耳を貸しません。
地上の暴力団よりも邪悪な霊魂も大勢いるのです。
人間の言葉など聞いてくれるものではありません。
こうした霊魂を相手にして除霊とか浄霊とかしようとする方々は、本当に尊敬するに値します。
普通の人では到底できないことです。
ただし、そうした恐ろしい思いをしなくても除霊を成功させる事は可能です。
それは、除霊をする人に協力する霊魂が、半端でなく強力だと相手に思わせることができれば良い、のです。
人間はどんなに高度な霊能力者であっても、限界があります。
人間である以上、肉体を持っています。
そのために、食事も要りますし、入浴もします。
二十四時間ずっと、霊魂と戦ってなどいられないのです。
結局、恐ろしい霊魂に勝つには、彼らにとって、更に恐ろしい霊魂が控えている、と思わせるしかないのです。
そうなれば、必ず勝てるのです。
除霊は甘くありません。
ちょっと霊が見えるといった程度の人が手を出す技術ではありません。
それは、霊的な修行を充分に行ない、霊魂にある程度まで対抗し得る霊的な身体を造り、更に、邪悪な霊魂達が恐れるような高貴な霊魂を味方に付けなければ、決してできない高度な技なのです。
もちろん、神伝の法の一定の段階の実習者ならば、それが可能であることは言うまでもありません。