みずば霊魂学
霊的世界に関して初心者向けの内容です
霊的な真実を探求しています
最近流行りのシルバーバーチなどのスピリチュアリズムの主張とは異なっています
また、「テレビ等では高級な霊魂現象は起きない」と主張しております
統一教会とは一切関係がありません
水波一郎師 監修
2014.01.25
悪い霊魂があなたを狙っている?
悪魔って本当はやさしい霊魂だったりして?
悪い霊魂がいる事は霊魂の存在を信じる人達の間では当たり前になっています。
でも、その悪い霊魂とはどのような考えを持ち、どのような性質で、どこが善い霊魂と違うのでしょうか。
実際の霊魂の姿はほとんど紹介されていないと思います。
地上的な善人・悪人のような尺度とは違うかもしれません。
実在の霊魂から 悪い霊魂と善い霊魂の違い、そして、悪い霊魂の考えなどを聞いてみたいと思います。
高級な霊魂の指示で活動中の霊魂の方に、「悪い霊魂」について、いろいろと教えていただきます。
*「死後の世界」を先に読んでからご覧になると、ご理解がより深まると思います。
わるいれいこん??? 1
わるいれいこん??? 2
わるいれいこん??? 3
わるいれいこん??? 4
わるいれいこん??? 5
わるいれいこん??? 6
わるいれいこん??? 7
悪魔って本当はやさしい霊魂だったりして?
悪い霊魂がいる事は霊魂の存在を信じる人達の間では当たり前になっています。
でも、その悪い霊魂とはどのような考えを持ち、どのような性質で、どこが善い霊魂と違うのでしょうか。
実際の霊魂の姿はほとんど紹介されていないと思います。
地上的な善人・悪人のような尺度とは違うかもしれません。
実在の霊魂から 悪い霊魂と善い霊魂の違い、そして、悪い霊魂の考えなどを聞いてみたいと思います。
高級な霊魂の指示で活動中の霊魂の方に、「悪い霊魂」について、いろいろと教えていただきます。
*「死後の世界」を先に読んでからご覧になると、ご理解がより深まると思います。
わるいれいこん??? 1
わるいれいこん??? 2
わるいれいこん??? 3
わるいれいこん??? 4
わるいれいこん??? 5
わるいれいこん??? 6
わるいれいこん??? 7
2014.01.25
高級な霊魂の指示で活動中の霊魂の方に、「悪い霊魂」について、いろいろと教えていただきたいと思います。
このページでは仮名で登場していただきます。
今回は忠治さん(仮名)に教えていただきます。
私: 霊魂を信じる地上の人達は、死後の世界の生命体に対して、単純に悪い霊魂ほど下の世界にいて、善い霊魂ほど上の世界にいると考えていると思えます。
が、これは間違いなのではないかと思うのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
霊魂: おっしゃる通りです。現実は、単純ではありません。
ですが、地上の人達がそういう風に考えていられるのも仕方がありません。
宗教はずっと、「悪い事をすれば地獄へ落ちる」と伝えてきましたから。
何しろ、私自身も地上にいた頃はそう思っていました。
真実を知ったのは、死後、ずいぶんと経ってからです。
私: それでも最初のうちはなかなかピンとこなかったのではないですか。
霊魂: 誰だって最初はそうです。
私も最初の頃は、下の方の世界の住人はみんな悪党だと思っていました。
ですから、下の方から誰かが上がって来たと聞かされて、すぐに逃げた事もありましたよ!
私: それでは、実際の様子を教えてください。
霊魂: まず、言わなければならないのは、霊魂の住む世界は地上とは別の世界なので、地上の価値観とは関係ないということです。
これを知らないために、皆、混乱してしまうのです。
地上での善い事と霊魂の世界での善い事は全く別なのです。
そして、悪い事も‘別’なのです。
地上は物質の世界です。
ですから、物質の世界を生きるための道徳や倫理、法律や価値感があります。
ところが、霊魂の世界は物質の世界ではありません。
そのために、あらゆる意味で、物事の基準が違うのです。(「死後の世界」参照)
たとえば、泥棒が悪ではありません。霊魂の世界では食事が要りません。
また、慣れた霊魂は、思えば何でもその場で作り出すこともできるのです。
つまり、物質の世界ではないので、自分に必要な物は思っただけで現れたりもするのです。
そうなると泥棒など無意味なのです。その上、いくら戦っても相手は死にません。
ですから、殺人も成り立ちません。
こうした世界では、どんなふうに生きようと各人の自由ですから、誰が立派で誰が人格者だとかいうような基準がないに等しいのです。
私が知っているある霊魂はこんなことを言っていました。
下層の世界から地上に悪戯に来ていた悪い霊魂です。
今回はその霊魂の考えを紹介しましょう。
彼は私にこう言いました。
「俺がこんなになったのも、元はといえば神のせいだ」
「元々俺は人格者だった。地上に生きていた頃は倫理と道徳の代表のような人間だった」
「それなのに、なぜか、俺は下層の世界の住人になった。俺の混乱はあんたなんかに分かるような簡単なものじゃあなかった」
「俺が地上にいた頃は、人からも人格者と言われていたし、大勢の人のために、いろいろなことを世話したし、近所の人からも尊敬されていた」
「それなのに、なぜだか俺が入った世界には悪党しかいなかった」
「いわば、善人がたった1人でチンピラばかりしかいない町に放り込まれたようなものだった」
「そんな世界でどうやってまともに暮らせると言うんだ。気が付いた時には俺もこうなっていたんだ」
「悪いのは俺をチンピラの中に入れた、神とかいうばか者の方だよ」
彼はこう言って、自分の哀れな身の上を語ってくれました。
「霊魂の世界に入ってから、自分の信じていた価値観は壊れ、どう真面目に暮らそうとしても駄目だった」
「今ではもう仲間の監視から逃れることはできない」
とも言っていました。
本心は真面目なのだと私には思えました。
私: その霊魂を救うことはできなかったのですか。
霊魂: 話すことはできましたが、救うことはできませんでした。
悲しいことです。
私: その方はどうしてそんなチンピラばかりの世界へ入ったのでしょうか。
霊魂: はっきりしたことは誰にも分かりません。
ですが、彼から聞いた話を全て私の先輩に話して聞いたところでは、恐らく、その霊魂は地上時代に人格者であることに誇りを持ちすぎて、悪いことをする人達に対して日常的に軽蔑の念を出し過ぎたためだろうと言っておられました。
そして、その結果、軽蔑された人達から無意識的に発せられた攻撃的な念がいつしか彼の幽体を過度に痛めてしまったため、彼の幽体は、もはや上の世界には向かない状態になってしまったのだろう、とのことでした。
私: その方は地上時代に信仰心はあったのですか。
霊魂: いいえ、どうやら、宗教は偏狭で独善的なので、そうした偏った思想は間違っている、と考えておられたようです。
私: そうですか、それでは、高級な幽気を吸収する機会がなかったということですね。
霊魂: おそらく、そうだと思います。
私: 立派で、偏った信仰を持たない賢い方ほど救いがない、というところでしょうか。
霊魂: 先輩によると、そうした方は大勢いらっしゃるそうです。
私: どうもありがとうございました。また、お願い致します。
このページでは仮名で登場していただきます。
今回は忠治さん(仮名)に教えていただきます。
私: 霊魂を信じる地上の人達は、死後の世界の生命体に対して、単純に悪い霊魂ほど下の世界にいて、善い霊魂ほど上の世界にいると考えていると思えます。
が、これは間違いなのではないかと思うのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
霊魂: おっしゃる通りです。現実は、単純ではありません。
ですが、地上の人達がそういう風に考えていられるのも仕方がありません。
宗教はずっと、「悪い事をすれば地獄へ落ちる」と伝えてきましたから。
何しろ、私自身も地上にいた頃はそう思っていました。
真実を知ったのは、死後、ずいぶんと経ってからです。
私: それでも最初のうちはなかなかピンとこなかったのではないですか。
霊魂: 誰だって最初はそうです。
私も最初の頃は、下の方の世界の住人はみんな悪党だと思っていました。
ですから、下の方から誰かが上がって来たと聞かされて、すぐに逃げた事もありましたよ!
私: それでは、実際の様子を教えてください。
霊魂: まず、言わなければならないのは、霊魂の住む世界は地上とは別の世界なので、地上の価値観とは関係ないということです。
これを知らないために、皆、混乱してしまうのです。
地上での善い事と霊魂の世界での善い事は全く別なのです。
そして、悪い事も‘別’なのです。
地上は物質の世界です。
ですから、物質の世界を生きるための道徳や倫理、法律や価値感があります。
ところが、霊魂の世界は物質の世界ではありません。
そのために、あらゆる意味で、物事の基準が違うのです。(「死後の世界」参照)
たとえば、泥棒が悪ではありません。霊魂の世界では食事が要りません。
また、慣れた霊魂は、思えば何でもその場で作り出すこともできるのです。
つまり、物質の世界ではないので、自分に必要な物は思っただけで現れたりもするのです。
そうなると泥棒など無意味なのです。その上、いくら戦っても相手は死にません。
ですから、殺人も成り立ちません。
こうした世界では、どんなふうに生きようと各人の自由ですから、誰が立派で誰が人格者だとかいうような基準がないに等しいのです。
私が知っているある霊魂はこんなことを言っていました。
下層の世界から地上に悪戯に来ていた悪い霊魂です。
今回はその霊魂の考えを紹介しましょう。
彼は私にこう言いました。
「俺がこんなになったのも、元はといえば神のせいだ」
「元々俺は人格者だった。地上に生きていた頃は倫理と道徳の代表のような人間だった」
「それなのに、なぜか、俺は下層の世界の住人になった。俺の混乱はあんたなんかに分かるような簡単なものじゃあなかった」
「俺が地上にいた頃は、人からも人格者と言われていたし、大勢の人のために、いろいろなことを世話したし、近所の人からも尊敬されていた」
「それなのに、なぜだか俺が入った世界には悪党しかいなかった」
「いわば、善人がたった1人でチンピラばかりしかいない町に放り込まれたようなものだった」
「そんな世界でどうやってまともに暮らせると言うんだ。気が付いた時には俺もこうなっていたんだ」
「悪いのは俺をチンピラの中に入れた、神とかいうばか者の方だよ」
彼はこう言って、自分の哀れな身の上を語ってくれました。
「霊魂の世界に入ってから、自分の信じていた価値観は壊れ、どう真面目に暮らそうとしても駄目だった」
「今ではもう仲間の監視から逃れることはできない」
とも言っていました。
本心は真面目なのだと私には思えました。
私: その霊魂を救うことはできなかったのですか。
霊魂: 話すことはできましたが、救うことはできませんでした。
悲しいことです。
私: その方はどうしてそんなチンピラばかりの世界へ入ったのでしょうか。
霊魂: はっきりしたことは誰にも分かりません。
ですが、彼から聞いた話を全て私の先輩に話して聞いたところでは、恐らく、その霊魂は地上時代に人格者であることに誇りを持ちすぎて、悪いことをする人達に対して日常的に軽蔑の念を出し過ぎたためだろうと言っておられました。
そして、その結果、軽蔑された人達から無意識的に発せられた攻撃的な念がいつしか彼の幽体を過度に痛めてしまったため、彼の幽体は、もはや上の世界には向かない状態になってしまったのだろう、とのことでした。
私: その方は地上時代に信仰心はあったのですか。
霊魂: いいえ、どうやら、宗教は偏狭で独善的なので、そうした偏った思想は間違っている、と考えておられたようです。
私: そうですか、それでは、高級な幽気を吸収する機会がなかったということですね。
霊魂: おそらく、そうだと思います。
私: 立派で、偏った信仰を持たない賢い方ほど救いがない、というところでしょうか。
霊魂: 先輩によると、そうした方は大勢いらっしゃるそうです。
私: どうもありがとうございました。また、お願い致します。
2014.01.25
このページでは仮名で登場していただきます。
今回も忠治さん(仮名)に教えていただきます。
私: よく霊能力者が悪い霊魂を除霊したり浄霊したり、あるいは悪魔祓いをしたりするようですが、霊能力者は本当に悪い霊魂の意味を分かっているのでしょうか。
霊魂: はっきり言いまして、ほとんど何もご存じないと思えます。
私: 少し説明していただけますか。
霊魂: 実際、悪霊と呼ばれている霊魂は人間の身体に入ったりする霊魂のことを指しているようです。
ところが、私達から見ますと、人間の身体内に入り込んで出て行かない霊魂というのはそうそういません。
実際には、出たり入ったりしていたり、側で誘導しようとしていたりする霊魂が多いのです。
ですが、そうした自分の思う通りに、人間を誘導したいと思っている霊魂にも、いろいろな霊魂がいるのです。
それらの霊魂の全てが悪い霊魂ではありませんし、中にはむしろ、助けたいと思って側にいる霊魂もいるのです。
また、高級霊とまでは呼ばれないまでも、上の世界から人間の指導の補助をするために地上に来て人間の側にいる霊魂もいます。
ですから、それら大勢の霊魂を全て、「悪い霊魂」と呼んで除去しようとするのは間違いなのです。
私: では、上の世界から降りてこられた霊魂が除霊されることもあるのですか。
霊魂: よくあります。
なぜかと言いますと、地上の霊能力者の皆さんの大多数は霊魂を正確に捉えてはいません。
何割かは偽りの霊能力者で何割かは錯覚の霊能力者、そして、何割かは、何でもただ除霊したり、救ってあげると言って浄霊をしたがる霊能力者なのです。
(「霊能力者」参照)
現実的には、霊魂と会話できたり、正確に霊魂を把握している霊能力者はまずいません。
ですから、相談者が何やら悪いことが続くとか言うと、何でも浄霊するとか、祓うとか言う霊能力者が多いのです。
彼らは霊魂を全く捉えずに霊的な技だけを行なっているのです。
私: それでは霊視力がなくても同じではないですか。
霊魂: そう思います。
私: では、除霊は間違いですか。
霊魂: そんなことはありません。必要なら行なうべきです。
ただ、地上の人間はしょせん、住む世界の異なる生命体を正しく捉えることは難しいのです。
ですから、大切なことは、祓いであれ除霊であれ、上の位の霊魂にお願いすることなのです。
それがあるかないかが霊的な技には大きな差をもたらすのです。
たとえば、一般の人がただ神主の真似をしても力はありません。
霊的な技は霊魂が働くことによって強い力を発揮しているのです。
人間の念だけでは力が弱いのです。
考えてもみてください。
霊魂に対して霊力を行使する時、地上の人間だけの霊力ではたかが知れています。
ところが、それに霊魂の力が加わると、格段の差が出ます。
何しろ、相手は地上の人間とは異なる世界の生命体です。
相手の世界と同じ質量の世界に住み、かつ、より強力な力を持つ存在が作用すればどうなるか、つまり、霊魂の協力が不可欠なのです。
私: 霊魂の協力があれば、対象となる霊魂が本当に悪い霊魂なのか、そうではない霊魂なのかを区別できるということですね。
霊魂: そうです。
ですから、除霊や祓いを行なう人に最も大切なのは、中途半端な霊視力ではなく、むしろ、高級な霊魂に協力してもらうという姿勢なのです。
ですから、自分の力ばかり強調する方に除霊や祓いを依頼するのは間違いなのです。
そうではなく、神でも仏でもよいから、とにかく霊的に高級な存在の力を借りるという精神を忘れないような方が善いのです。
私: 人間に干渉している霊魂といっても、いろいろな霊魂がいると思います。
そうした霊魂の事情を、地上の人間が全て理解することは難しいと思います。
やはり、そうした時には忠治さんのような霊魂の方々の協力で、その霊魂の正体とでもいうものを見抜いていただき、専門の霊魂の方に処置していただくのが理想ですね。
霊魂: 私はともかく、他の優秀な霊魂達を呼んでいただきたいものだと思っています。
私: 人の側で干渉している霊魂もいろいろだと思いますが、何か、おっしゃりたいことはありますか。
霊魂: そうですね。一つ、例をあげましょう。
ある霊能力者に除霊された霊魂がいました。
ところが、この霊魂は除霊した霊能力者を恨むあまり、とうとうその霊能力者をある宗教教団に引き込みました。
教団の信者を、除霊の依頼者にすることに成功したのです。
その霊能力者は理論は苦手でした。
そのためか、その後、その教団の理論を学ぶことによって、霊能力に加えて理論武装もしたのです。
それからというもの、その霊能力者の回りには宗教教団の霊魂が取り囲み、元々いた霊魂達は追い出されてしまいました。
それからです。
この霊能力者に依頼すると、その依頼者のために働いていた守護霊の助手とも言える上の方の霊魂が、排除されたり、攻撃されたりするようになったのです。
つまり、その教団に働く霊魂達にとっては、守護霊の指示で働く霊魂は邪魔だったのです。
私: もしかすると、その教団に働く霊魂達は別に地獄のような低い世界から来たのではなくて、単に宗教好きな霊魂だったのではないですか。
霊魂: 実はそうなのです。
彼らは確かに下の方の世界の住人ではありません。
かといって、上の方でもないのです。
中途半端な世界に入ってから地上に戻り、地上の宗教を応援しているのです。
ですから、中には、その教団は宇宙最高の神が主宰していて、自分達は未熟なので会えないだけだと信じて活動している霊魂もいるのです。
私: そうしますと、その教団の考えに反する霊魂は敵、ということになりますね。
霊魂: そうなんです。
ですから、守護霊の指示で働く霊魂までもが、まるで無礼討ちにされるような感じで排除されてしまうのです。
私: 相手も信念なのですね。
霊魂: そうです。
何が正しいかを理解できるまでには、霊魂もかなりの年月を必要とするのです。
私: 分かりました。
今回も忠治さん(仮名)に教えていただきます。
私: よく霊能力者が悪い霊魂を除霊したり浄霊したり、あるいは悪魔祓いをしたりするようですが、霊能力者は本当に悪い霊魂の意味を分かっているのでしょうか。
霊魂: はっきり言いまして、ほとんど何もご存じないと思えます。
私: 少し説明していただけますか。
霊魂: 実際、悪霊と呼ばれている霊魂は人間の身体に入ったりする霊魂のことを指しているようです。
ところが、私達から見ますと、人間の身体内に入り込んで出て行かない霊魂というのはそうそういません。
実際には、出たり入ったりしていたり、側で誘導しようとしていたりする霊魂が多いのです。
ですが、そうした自分の思う通りに、人間を誘導したいと思っている霊魂にも、いろいろな霊魂がいるのです。
それらの霊魂の全てが悪い霊魂ではありませんし、中にはむしろ、助けたいと思って側にいる霊魂もいるのです。
また、高級霊とまでは呼ばれないまでも、上の世界から人間の指導の補助をするために地上に来て人間の側にいる霊魂もいます。
ですから、それら大勢の霊魂を全て、「悪い霊魂」と呼んで除去しようとするのは間違いなのです。
私: では、上の世界から降りてこられた霊魂が除霊されることもあるのですか。
霊魂: よくあります。
なぜかと言いますと、地上の霊能力者の皆さんの大多数は霊魂を正確に捉えてはいません。
何割かは偽りの霊能力者で何割かは錯覚の霊能力者、そして、何割かは、何でもただ除霊したり、救ってあげると言って浄霊をしたがる霊能力者なのです。
(「霊能力者」参照)
現実的には、霊魂と会話できたり、正確に霊魂を把握している霊能力者はまずいません。
ですから、相談者が何やら悪いことが続くとか言うと、何でも浄霊するとか、祓うとか言う霊能力者が多いのです。
彼らは霊魂を全く捉えずに霊的な技だけを行なっているのです。
私: それでは霊視力がなくても同じではないですか。
霊魂: そう思います。
私: では、除霊は間違いですか。
霊魂: そんなことはありません。必要なら行なうべきです。
ただ、地上の人間はしょせん、住む世界の異なる生命体を正しく捉えることは難しいのです。
ですから、大切なことは、祓いであれ除霊であれ、上の位の霊魂にお願いすることなのです。
それがあるかないかが霊的な技には大きな差をもたらすのです。
たとえば、一般の人がただ神主の真似をしても力はありません。
霊的な技は霊魂が働くことによって強い力を発揮しているのです。
人間の念だけでは力が弱いのです。
考えてもみてください。
霊魂に対して霊力を行使する時、地上の人間だけの霊力ではたかが知れています。
ところが、それに霊魂の力が加わると、格段の差が出ます。
何しろ、相手は地上の人間とは異なる世界の生命体です。
相手の世界と同じ質量の世界に住み、かつ、より強力な力を持つ存在が作用すればどうなるか、つまり、霊魂の協力が不可欠なのです。
私: 霊魂の協力があれば、対象となる霊魂が本当に悪い霊魂なのか、そうではない霊魂なのかを区別できるということですね。
霊魂: そうです。
ですから、除霊や祓いを行なう人に最も大切なのは、中途半端な霊視力ではなく、むしろ、高級な霊魂に協力してもらうという姿勢なのです。
ですから、自分の力ばかり強調する方に除霊や祓いを依頼するのは間違いなのです。
そうではなく、神でも仏でもよいから、とにかく霊的に高級な存在の力を借りるという精神を忘れないような方が善いのです。
私: 人間に干渉している霊魂といっても、いろいろな霊魂がいると思います。
そうした霊魂の事情を、地上の人間が全て理解することは難しいと思います。
やはり、そうした時には忠治さんのような霊魂の方々の協力で、その霊魂の正体とでもいうものを見抜いていただき、専門の霊魂の方に処置していただくのが理想ですね。
霊魂: 私はともかく、他の優秀な霊魂達を呼んでいただきたいものだと思っています。
私: 人の側で干渉している霊魂もいろいろだと思いますが、何か、おっしゃりたいことはありますか。
霊魂: そうですね。一つ、例をあげましょう。
ある霊能力者に除霊された霊魂がいました。
ところが、この霊魂は除霊した霊能力者を恨むあまり、とうとうその霊能力者をある宗教教団に引き込みました。
教団の信者を、除霊の依頼者にすることに成功したのです。
その霊能力者は理論は苦手でした。
そのためか、その後、その教団の理論を学ぶことによって、霊能力に加えて理論武装もしたのです。
それからというもの、その霊能力者の回りには宗教教団の霊魂が取り囲み、元々いた霊魂達は追い出されてしまいました。
それからです。
この霊能力者に依頼すると、その依頼者のために働いていた守護霊の助手とも言える上の方の霊魂が、排除されたり、攻撃されたりするようになったのです。
つまり、その教団に働く霊魂達にとっては、守護霊の指示で働く霊魂は邪魔だったのです。
私: もしかすると、その教団に働く霊魂達は別に地獄のような低い世界から来たのではなくて、単に宗教好きな霊魂だったのではないですか。
霊魂: 実はそうなのです。
彼らは確かに下の方の世界の住人ではありません。
かといって、上の方でもないのです。
中途半端な世界に入ってから地上に戻り、地上の宗教を応援しているのです。
ですから、中には、その教団は宇宙最高の神が主宰していて、自分達は未熟なので会えないだけだと信じて活動している霊魂もいるのです。
私: そうしますと、その教団の考えに反する霊魂は敵、ということになりますね。
霊魂: そうなんです。
ですから、守護霊の指示で働く霊魂までもが、まるで無礼討ちにされるような感じで排除されてしまうのです。
私: 相手も信念なのですね。
霊魂: そうです。
何が正しいかを理解できるまでには、霊魂もかなりの年月を必要とするのです。
私: 分かりました。
2014.01.25
今回も忠治さん(仮名)に教えていただきます。
私: 忠治さんは、まるで昔の仁侠系の親分を思い出す仮名ですが、霊魂でも義理と人情を言うような方はいらっしゃるのですか。
ただし、実在の忠治親分が任侠系の方かどうかは別の問題ですが。
霊魂: 霊魂の世界は大変広く、霊魂の数も地上とは比べものにならないくらいに多いのです。
ですから、居ないのかと聞かれると、居ないと答えるのは至難の業です。
隅から隅まで見て来られる霊魂はいませんから。
私: とおっしゃいますと、まだお会いになったことはないということですか。
霊魂: 私はありません。
ですが、仁侠道というよりも現代の暴力団にあたるような霊魂の団体は無数にあります。
私: 怖い霊魂達ですか。
霊魂: 半端ではありません。
人間のすることは彼らに比べれば子供だましです。
何しろ、霊魂は死にませんから、霊魂同士が本気でぶつかると、お互いにいつまで経っても死にません。
まさしく地獄のような状態になるのです。
ですから、そうした荒くれを束ねるような霊魂は、恐ろしいというような簡単な言葉で表わすことのできる存在ではないのです。
私: 分かりました。では話を変えさせていただきます。
暴力団のような霊魂も多いようですが、悪い霊魂達の動きについて教えていただけますでしょうか。
霊魂: 私の知る限りでは大きく2つのタイプがあります。
1つは霊魂の世界の中でのみ動く恐ろしい霊魂、もう1つは地上に干渉する恐ろしい霊魂です。
皆さんに関係があるのは後者のタイプです。そ
して、このタイプにも2種類あります。
1つは、人類全体に対して干渉し、悪さをする霊魂。
もう1つは個人に悪いことをする霊魂です。
個人に干渉するタイプは、やくざでいえばチンピラのようなもので、普通はそれほどの大物はいないものです。
ところが、最近では少し事情が変わってきました。
人類全体に対して干渉しようとする霊魂達が、地上で力を増したために、縄張りのような感覚からか、動きにくくなっているらしいのです。
そのためだと思うのですが、個々に悪さをしていた霊魂達が、霊魂の世界から大物をつれて来る傾向にあります。
ところが、そうした大物達は、一個人としての人間にはあまり関心がありません。
それよりも、自分の部下達の行動に対して、邪魔になる霊魂を標的にしているようなのです。
私: それでは、霊魂同士の争いになりませんか。
霊魂: ところが、よくしたもので、彼らは地上ではあまり戦っていないようなのです。
お互いに相手の強さを知っているからだと思います。
私: では、標的は誰なのですか。
霊魂: 結局、守護霊の指示で活動する霊魂達のようです。
要するに、守護霊はもともと人間とはあまり交流できません。
だからこそ、助手を付けているわけです。
また、守護霊は悪い霊魂とは、霊的な距離があると言いますか、同じ土俵には乗りにくい次元の差のようなものがあって、お互いにあまり接触できない関係にあるのです。
私: 狙われるのはいわゆる補助霊ということですね。
霊魂: そうなんです。
私: 忠治さんも狙われる対象なのですか。
霊魂: どちらかというとそうです。
私: 気をつけてください。
霊魂: ありがとうございます。ですが、私は心配はいりません。
バックが強力ですから、彼らも簡単には近寄ってこないと思います。
ただ、脅威なのは、もう一種類の悪い霊魂がいることです。
私: と、おっしゃいますと。
霊魂: いわゆる暴力集団のような霊魂ばかりではないのです。
中には愛の心を持った優しい悪い霊魂達がいるのです。
私: たとえばどんな霊魂ですか。
霊魂: 地上では愛の心が貴いとされます。それは霊魂となっても同じです。
上の方の霊魂方は、やはり私達とは比べものにならないくらいに愛が強いのです。
ところが、では下の世界の霊魂が必ず愛の心が乏しいのか、というとそうでもないのです。
中には私でも尊敬するような、愛の深い邪霊も大勢いるのです。
私: そうした愛の深い霊魂がどうして脅威なのですか。
霊魂: 彼ら彼女達は霊魂の世界を抜け出し、地上にどんどん集まっています。
その目的は霊的成長の妨害なのです。
私: どういうことですか。
霊魂: 愛の深い霊魂達は自分達が、どうして下の世界に落ちたのかを、まだ知らないのです。
ですから、地上の人達が不幸にならないように地上に救いに来ているつもりなのです。
そのために、高級霊魂の活動が妨害されてしまうのです。
私: この話は複雑そうです。次回にお願いします。
私: 忠治さんは、まるで昔の仁侠系の親分を思い出す仮名ですが、霊魂でも義理と人情を言うような方はいらっしゃるのですか。
ただし、実在の忠治親分が任侠系の方かどうかは別の問題ですが。
霊魂: 霊魂の世界は大変広く、霊魂の数も地上とは比べものにならないくらいに多いのです。
ですから、居ないのかと聞かれると、居ないと答えるのは至難の業です。
隅から隅まで見て来られる霊魂はいませんから。
私: とおっしゃいますと、まだお会いになったことはないということですか。
霊魂: 私はありません。
ですが、仁侠道というよりも現代の暴力団にあたるような霊魂の団体は無数にあります。
私: 怖い霊魂達ですか。
霊魂: 半端ではありません。
人間のすることは彼らに比べれば子供だましです。
何しろ、霊魂は死にませんから、霊魂同士が本気でぶつかると、お互いにいつまで経っても死にません。
まさしく地獄のような状態になるのです。
ですから、そうした荒くれを束ねるような霊魂は、恐ろしいというような簡単な言葉で表わすことのできる存在ではないのです。
私: 分かりました。では話を変えさせていただきます。
暴力団のような霊魂も多いようですが、悪い霊魂達の動きについて教えていただけますでしょうか。
霊魂: 私の知る限りでは大きく2つのタイプがあります。
1つは霊魂の世界の中でのみ動く恐ろしい霊魂、もう1つは地上に干渉する恐ろしい霊魂です。
皆さんに関係があるのは後者のタイプです。そ
して、このタイプにも2種類あります。
1つは、人類全体に対して干渉し、悪さをする霊魂。
もう1つは個人に悪いことをする霊魂です。
個人に干渉するタイプは、やくざでいえばチンピラのようなもので、普通はそれほどの大物はいないものです。
ところが、最近では少し事情が変わってきました。
人類全体に対して干渉しようとする霊魂達が、地上で力を増したために、縄張りのような感覚からか、動きにくくなっているらしいのです。
そのためだと思うのですが、個々に悪さをしていた霊魂達が、霊魂の世界から大物をつれて来る傾向にあります。
ところが、そうした大物達は、一個人としての人間にはあまり関心がありません。
それよりも、自分の部下達の行動に対して、邪魔になる霊魂を標的にしているようなのです。
私: それでは、霊魂同士の争いになりませんか。
霊魂: ところが、よくしたもので、彼らは地上ではあまり戦っていないようなのです。
お互いに相手の強さを知っているからだと思います。
私: では、標的は誰なのですか。
霊魂: 結局、守護霊の指示で活動する霊魂達のようです。
要するに、守護霊はもともと人間とはあまり交流できません。
だからこそ、助手を付けているわけです。
また、守護霊は悪い霊魂とは、霊的な距離があると言いますか、同じ土俵には乗りにくい次元の差のようなものがあって、お互いにあまり接触できない関係にあるのです。
私: 狙われるのはいわゆる補助霊ということですね。
霊魂: そうなんです。
私: 忠治さんも狙われる対象なのですか。
霊魂: どちらかというとそうです。
私: 気をつけてください。
霊魂: ありがとうございます。ですが、私は心配はいりません。
バックが強力ですから、彼らも簡単には近寄ってこないと思います。
ただ、脅威なのは、もう一種類の悪い霊魂がいることです。
私: と、おっしゃいますと。
霊魂: いわゆる暴力集団のような霊魂ばかりではないのです。
中には愛の心を持った優しい悪い霊魂達がいるのです。
私: たとえばどんな霊魂ですか。
霊魂: 地上では愛の心が貴いとされます。それは霊魂となっても同じです。
上の方の霊魂方は、やはり私達とは比べものにならないくらいに愛が強いのです。
ところが、では下の世界の霊魂が必ず愛の心が乏しいのか、というとそうでもないのです。
中には私でも尊敬するような、愛の深い邪霊も大勢いるのです。
私: そうした愛の深い霊魂がどうして脅威なのですか。
霊魂: 彼ら彼女達は霊魂の世界を抜け出し、地上にどんどん集まっています。
その目的は霊的成長の妨害なのです。
私: どういうことですか。
霊魂: 愛の深い霊魂達は自分達が、どうして下の世界に落ちたのかを、まだ知らないのです。
ですから、地上の人達が不幸にならないように地上に救いに来ているつもりなのです。
そのために、高級霊魂の活動が妨害されてしまうのです。
私: この話は複雑そうです。次回にお願いします。
2014.01.25
今回も忠治さん(仮名)に教えていただきます。
私: わるいれいこん??? 3の続きからお願いします。
霊魂: 人間が霊魂の世界に入る時、生前の行動の善悪が基準で、住む世界が変わるのではない、ということは今更言うまでもありません。
そうなると、地上で本心から善人だった人でも、下の世界に入ってしまうことがある、ということはご理解いただけると思います。
愛の心も同じなのです。
普通、愛の心が強い人は霊的な質も高く、意識の影響を受ける幽体の質も高いことが多いのです。
ですが、地上の人の愛はその方向が物質的であったり、利己的であったりして、必ずしも、霊的ではないのです。
ですから、本心から愛を人生の指針として生きたような人であっても、霊的には悪い霊魂の影響を受けているということがよくあるのです。
私: 何か例をあげていただけますでしょうか。
霊魂: たとえば、仮に正しい宗教があったとします。
たとえば、イエス師が地上に生まれられて、弟子達を連れて説法なさったとします。
ところが、宗教に詳しくない人達は、世間でいう善くない宗教と、イエス師の教えの違いなどよく分かりません。
第一、関心もありません。
そうなりますと、愛の深い人であればあるほどに、自分の子供がその集団に入っていたら、必死になって奪い返そうとするはずです。
ですが、そうすれば、真剣な思いを持った子供達との間に強い念が交錯し、双方の幽体が傷つくのです。
子供の方はイエス師の霊力の影響下に入りますから無事かもしれませんが、親の方はそうもいきません。
そうした相克が深くなればなるほど、霊的には下の世界に向きやすくなるのです。
私: それは、思想的な活動をする子供を持つ親、全てに当てはまりますね。
霊魂 : 特に宗教関係が大変です。
何しろ、実際にはその人達の正しいと思ってしている行動が、高級霊魂の活動を妨害しているわけですから。
私: そうしますと、その人達の守護霊も立場がありませんね。
霊魂: そうなんです。
ですから、いっそう、下の世界に落ちやすくなって行くのです。
その上、そうした人達は、高級霊魂の活動を妨害しようとする、本物の悪い霊魂達が応援に来てしまう場合まであるのです。
私: もしもそのようなことになったら、どうにもなりませんね。
霊魂: 悪い霊魂が働く宗教団体との揉め事の場合でも同じことになります。
つまり、今度はその教団に働く悪い霊魂達に直接襲われてしまうのです。
それでも、霊魂を信じない人は、何も気付きません。
私: その場合は、死後、上の世界には決して行けませんね。
霊魂: 宗教団体と揉めることは、実は相当に恐ろしいことなのです。
私: ということは、愛が深くても下の世界に落ちた人は、多数いらっしゃると考えなければなりませんね。
霊魂: つまり、そうした愛の深い人達は、霊魂になってから更に苦しみます。
自分は無神論者だったのに、死後の世界があっただけでも混乱するのに、自分はそうしたことに頭から反対して、子供と対立したりしているわけですからね。
ところが、そうした方達は下の世界に入ったために、霊的な正しい勉強をする機会がありません。
むしろ、逆の教育ばかり受けてしまうのです。
私: では、落ち着いた所には、誤った知識を持つ方々が多いということですね。
霊魂: その結果として、間違った霊的知識を持って地上に出て来ては、より正しい霊的活動を妨害するのです。
私: 何とか目覚めさせることはできないのですか。
霊魂: 地上の宗教でさえ、一度洗脳されたらなかなか抜けられません。
ましてや、絶対にないと思っていた霊魂の世界が本当にあったのですよ。
その衝撃を利用して洗脳されて行くのです。
私: 何となく分かるような気がします。
霊魂: 彼ら彼女達は、正直なところ、私でも怖いです。
そうした霊魂達は恐れを知らずに立ち向かってきます。
その上、こちらの主張を一切聞こうともしません。
ですから、悟らせることもできません。
それなのに、心の底から優しかったりするのです。
そして、その優しい心を霊的活動を妨害する人達に、念として発しているのです。
そうなると、妨害する人達に愛の心が沸き出てきて、その愛の心で霊的活動を妨害しなければならない、というような正義感というか、使命感というか、そうした気持ちが引き起こされたりもするのです。
私: 強力な敵かもしれませんね。
霊魂: 私のような愛の少ない未熟な霊魂にとっては、恐ろしい悪霊なのです。
私: どうもありがとうございました。
私: わるいれいこん??? 3の続きからお願いします。
霊魂: 人間が霊魂の世界に入る時、生前の行動の善悪が基準で、住む世界が変わるのではない、ということは今更言うまでもありません。
そうなると、地上で本心から善人だった人でも、下の世界に入ってしまうことがある、ということはご理解いただけると思います。
愛の心も同じなのです。
普通、愛の心が強い人は霊的な質も高く、意識の影響を受ける幽体の質も高いことが多いのです。
ですが、地上の人の愛はその方向が物質的であったり、利己的であったりして、必ずしも、霊的ではないのです。
ですから、本心から愛を人生の指針として生きたような人であっても、霊的には悪い霊魂の影響を受けているということがよくあるのです。
私: 何か例をあげていただけますでしょうか。
霊魂: たとえば、仮に正しい宗教があったとします。
たとえば、イエス師が地上に生まれられて、弟子達を連れて説法なさったとします。
ところが、宗教に詳しくない人達は、世間でいう善くない宗教と、イエス師の教えの違いなどよく分かりません。
第一、関心もありません。
そうなりますと、愛の深い人であればあるほどに、自分の子供がその集団に入っていたら、必死になって奪い返そうとするはずです。
ですが、そうすれば、真剣な思いを持った子供達との間に強い念が交錯し、双方の幽体が傷つくのです。
子供の方はイエス師の霊力の影響下に入りますから無事かもしれませんが、親の方はそうもいきません。
そうした相克が深くなればなるほど、霊的には下の世界に向きやすくなるのです。
私: それは、思想的な活動をする子供を持つ親、全てに当てはまりますね。
霊魂 : 特に宗教関係が大変です。
何しろ、実際にはその人達の正しいと思ってしている行動が、高級霊魂の活動を妨害しているわけですから。
私: そうしますと、その人達の守護霊も立場がありませんね。
霊魂: そうなんです。
ですから、いっそう、下の世界に落ちやすくなって行くのです。
その上、そうした人達は、高級霊魂の活動を妨害しようとする、本物の悪い霊魂達が応援に来てしまう場合まであるのです。
私: もしもそのようなことになったら、どうにもなりませんね。
霊魂: 悪い霊魂が働く宗教団体との揉め事の場合でも同じことになります。
つまり、今度はその教団に働く悪い霊魂達に直接襲われてしまうのです。
それでも、霊魂を信じない人は、何も気付きません。
私: その場合は、死後、上の世界には決して行けませんね。
霊魂: 宗教団体と揉めることは、実は相当に恐ろしいことなのです。
私: ということは、愛が深くても下の世界に落ちた人は、多数いらっしゃると考えなければなりませんね。
霊魂: つまり、そうした愛の深い人達は、霊魂になってから更に苦しみます。
自分は無神論者だったのに、死後の世界があっただけでも混乱するのに、自分はそうしたことに頭から反対して、子供と対立したりしているわけですからね。
ところが、そうした方達は下の世界に入ったために、霊的な正しい勉強をする機会がありません。
むしろ、逆の教育ばかり受けてしまうのです。
私: では、落ち着いた所には、誤った知識を持つ方々が多いということですね。
霊魂: その結果として、間違った霊的知識を持って地上に出て来ては、より正しい霊的活動を妨害するのです。
私: 何とか目覚めさせることはできないのですか。
霊魂: 地上の宗教でさえ、一度洗脳されたらなかなか抜けられません。
ましてや、絶対にないと思っていた霊魂の世界が本当にあったのですよ。
その衝撃を利用して洗脳されて行くのです。
私: 何となく分かるような気がします。
霊魂: 彼ら彼女達は、正直なところ、私でも怖いです。
そうした霊魂達は恐れを知らずに立ち向かってきます。
その上、こちらの主張を一切聞こうともしません。
ですから、悟らせることもできません。
それなのに、心の底から優しかったりするのです。
そして、その優しい心を霊的活動を妨害する人達に、念として発しているのです。
そうなると、妨害する人達に愛の心が沸き出てきて、その愛の心で霊的活動を妨害しなければならない、というような正義感というか、使命感というか、そうした気持ちが引き起こされたりもするのです。
私: 強力な敵かもしれませんね。
霊魂: 私のような愛の少ない未熟な霊魂にとっては、恐ろしい悪霊なのです。
私: どうもありがとうございました。